台風の季節に備えてようー家を守るための窓対策
毎年、夏から秋にかけて台風が増えます。台風の上陸数は、年によって幅がありますが、例年7月~10月にかけて台風の上陸が増え、特に上陸が多いのが、8月と9月です。
台風は強烈な雨風で、私たちの生活に甚大な影響を及ぼす可能性があります。
その中でも特に影響がでるのが、家の窓です。
窓は台風の直撃を受けやすく、その強風により割れたり、飛ばされたりする可能性があります。
そして、一度窓が割れると、家の中に風や雨が入り込んできて大きな被害を引き起こす可能性があります。
これからの台風季節に備えての窓の対策方法についてご紹介します。
1・窓ガラスの強化
既存の窓が薄いガラスや古いガラスでできている場合、可能であれば強化ガラスや耐衝撃ガラスに取り替えることを検討してください。これらのガラスは強風や飛来物に対して強い耐性を持っています。
2・雨戸・シャッターの設置
特に台風の多い地域に住んでいる場合、窓にシャッターを設置することを考えてみてください。台風の時には思いもよらない重いものが飛んでくる可能性があります。シャッターは窓を飛来物から保護し、ガラスが割れてしまうのを防ぐ役割があります。
また、シャッターを取り付けすることで、風の音、窓がガタガタ揺れる音を軽減されます
特にお子様のいるご家庭などには、お子様の身体的安全を守るとともに精神的安定につながります
シャッター・雨戸が設置しづらい窓の場合、「防犯合わせ複層ガラス」や「内窓の設置」がおすすめです。防犯合わせ複層ガラスは。ガラスの間に特殊中間膜を挟み込んでおり、飛来物が当たって割れてもガラスの破片が飛散しにくいという性能があり、耐貫通性を高めているガラスです
3・防災フィルムの使用
防災フィルム(飛散防止フィルム)は、ガラスが割れた時にガラスの破片が飛び散るのを防ぐためのものです。
ガラスが割れてもフィルムが破片をキャッチしてくれるので、ガラス片による怪我を防ぐことができます。
また窓に段ボールの貼り付けや飛散防止にテープを張る場合は、ガムテープなどの粘着力の強いテープを使ってしまうと剥がしにくく、後が残ってしまうため、「養生テープ」がおすすめです
テープを張るときは、縦横斜めにテープを張りましょう
ただし、飛散防止フィルムも、段ボールやテープはあくまでもガラスの飛散によるケガを防ぐのが目的のため、ガラスの強化にはなりませんのでご注意を‼
窓をしっかり閉めて、鍵をして窓を固定して 窓が破られるのを防ぐ・厚手のカーテン閉めるなども行いましょう
また、夜の就寝時などは、万が一に備えて窓のない部屋や窓から離れて就寝を!
4・飛来物の防止
台風の強風は、鉢植えや物干し竿 自転車などを吹き飛ばし、それが窓に当たって割れる原因になることがあります。台風が接近する前に、これらの物を室内に運び込むか、ロープなどで固定をしておきましょう
まとめ
これらの防護策は一緒に使用することで、家の安全を守ることができます。
窓ガラスフィルムとシャッターを組み合わせることで、窓が割れても飛散するガラスを抑え、外部からの打撃からも保護することができます。
このような対策を通じて、家屋の被害を抑えこれからの台風シーズンを安全に乗り越えましょう